タクドラ徒然に（355〜378）
気がつけばいつの間にか
あんましガンバらんで運収そこそこな
ステキな夏もオワってしまった・・
んで、特にテーマもないし
覚えてる夏の事件簿を徒然なるまま・・
■外人オバさんヤッタ〜バ事件
無線でMホテルにお迎えいくと
立っていたのは典型的アメリカンに
ドすんと太ってるオバさん2名。
ゆさゆさと乗り込んでくると
アメリカンな陽気さ全開にしつつ
「Hello, we wanna go ヤッタ～バ」
（へ？・・ヤッタ～バてどこよ）
「あ、あいべぎゅぱーどぅん」
「Oh, yes ヤッタ～バ」
（だから、ヤッタ～バってどこよ）
「・・やった～ば？」
「Oh, Yeah ヤッタ～バ」「ヤッタ～バ」
どこまでも陽気なオバさん2名が
交互に答えてくれてるけど・・
ヤッタ～バに近い発音の地名・・わからん
こりゃどーしたもんか考えた結果・・
「うぃるゆーらいといっと？」
おずおずメモ紙を差し出してみれば
「Ok, Ok, A～ha, ha, ha～」
と陽気に書いてあったのは・・Yacht Harbor
（ヨットハーバー・・英語習っててよかった・・）
さすがネイティヴ発音は違うもんである。
■バーガー60個てどーよ事件
交差点で信号待ちしてると
両手にロッテリアな袋をぶらさげ
角を曲がってきた若いオネーさんが
「すいませ～ん」と手をあげた。
「あ、どーぞ」と乗せたところ
「えっとぉ、そこ曲がったとこのロッテリアに
もう一人いて、荷物があるんです」
なんだかヤな予感がしつつも
「曲がったとこですねー」といってみると
もう一人のオネーさんと・・
足もとに置かれた大量のロッテリア袋・・
「すいませーん、バーガー60個と
ドリンクも60個あるんですぅ」
「え、えーと、トランク入れますか？」
「いや、でも、食べもんだしぃ」
「じゃ、座席に乗せます？」
「そーですねー、でも2人乗れるかなー」
「な、なんとかしましょ・・」
ってことで、バーガー＆ドリンク60個
助手席と後部座席に汗だくで積載し
充満するバーガーの匂いにどへーとなりつつ
差し入れとして持ってくらしい
どこぞの公民館まで乗せてったとさ・・
あれって総量で何kgくらいあったんだろうか。
■1000円札パクられ未遂事件
なんていうのかは知らんけど
タクシーの運転席と助手席の間には
小物入れを兼ねたトレイがある。
で、支払い時にお客はそこへ金を置いて
精算して、ありがとうございました。
と、ひとつの仕事が完結するわけであるが
なにげに金を置きっぱにしたまんま
次のお客を乗せる場合がある。
で、気づかぬまんま走り出しちゃうと
所有者不明な金がトレイに残っているわけで
その若者を乗せたのがその状況だった・・
「えーっと○○まで・・」
「はい。○○ですね〜」
スタートした直後
なんとなく左の脇の間から
なにかが動くのが見えた・・気がした。
そーいえば、さっきのお客の1000円札は・・
と思い返してみると、しまってない・・気がしたので
振り返りつつ確認すると、やっぱしない・・
で、わざとらしく
「あれ、えーと、1000円なかったすか？」
と尋ねてみたところ
「い、いや、あー、なかった、ですけど」
その若者はキョドりながら答えた。
どーみても確信犯だが
「あ、そーでしたか、すいません」
とりあえずはそのまま走らせ
信号停車したところで
ドライブレコーダーを指し示しつつ
「お客さん、これ知ってます？」
「え、なんすか」
「ほら、テレビでタクシー強盗の映像とか
流れるじゃないですか、これで録画してんですよ」
「はあ・・・」
「けっこー鮮明に写ってるですよ」
「あ、はあ・・」
「窃盗とか乗り逃げとかもですね」
「せ、せっとーはん・・すか」
「世の中、便利になりましたねー」
ちょっとだけからかってやってる間に到着・・
「えーと、870円です」
「あ、じゃ、これで」
出してきたのはさっきの1000円札か・・
「はい、130円お返し、ありがとうございます」
といったとこでドアを開けたら
「あ・・えーと、これ・・チップで」
その若者は1000円札を置いていったのだったw
【7月】492,740（11勤）＋38,560（公出）＋49,580（指公）＝ 580,880（平均：44,683）
【8月】495,770（11勤）＋45,080（公出）＋50,090（指公）＝ 590,940（平均：45,457）
ぼちぼちクソ暑くなりかけたジュライだったものの
雨ばっかしで梅雨みたいだったオーガストとなっちまったが
そいでも夏ってのはそこそこ運収あがっちゃって楽w
しかし、キビしいセプテンバーが待ってる・・
