乗務55＆56＆57回目
2日・・・運収￥40,700（max￥4,750）33組
4日・・・運収￥44,400（max￥2,950）36組
6日・・・運収￥45,470（max￥7,170）35組
真夏のホラーその1
●恐怖の留めガネ（8/2）
恐ろしい出来事は真夏の昼下りに起こった・・
朝っぱらからわりといいペースで運び
やれやれと昼メシを食い、ぼちぼちと午後の部に。
昼イチ無線は、姪浜駅南ライオンズシティマンション
そんじゃいきますか。ナビで裏道を抜け、するすると到着し
かなり狭い対抗2車線のガードポールにクルマを寄せて
バックでエントランスにあわせようとしたところ・・
クルマがぴくりとも動かん・・へ、なんで？
前へ進もうとしてもぴくりとも動かん・・？？？？？
これは・・金縛りなのか、なにかのタタりなのか
わけわからんままにクルマを降りてみれば
灼熱の陽光がふりそそぎねっとりした空気がまとわりつく。
そして、そのオソロしい光景は目に飛びこんだ・・
パックりと、クチを空けた、ガードポールの、留めガネが
音もなく、ガっつり、後部ドアに、喰いこんでる・・
な、なんや・・・これ・・・・・・・
しかし・・ここはとりあえず脱出を試みるしかない
アクセルを踏み込み、エンジンをふかし、強引に前進後退
グギェガジグニュガジガジジジジグギギギギギ・・
断末魔の悲鳴をあげ、ようやく車体は、ガードポールを離れたが
そこに残されたのは、無惨にエグられた、ドアの破片・・
呆然としつつも通りかかった201号車に後を託し
社へリターンし、営業に事情を打ち明ければ
なんでそげんことなるとや。いつもの優しいお言葉。
あててもこすってもおらんです。と弁明するも
あんた動かしよったんやろ。と付け入る隙さえない。
この世界に“不可抗力”というワードは存在していないようだ。
そのまま西南自動車へいかされ、左側ドア前後2枚交換・・
もちろん、それを待ってた1時間ほどロスタイム・・
帰庫すれば始末書を書かされ、営業が出てくる6時まで待たされ
提出し説諭され社を出たのは7時過ぎ。まったく恐ろしい。
なにより恐ろしいのは・・修理代、なんぼ？
真夏のホラーその2
●呪いのガラス瓶（8/4）
呪わしい出来事は真夏の深夜に起こった・・
いつものように中洲へ出向き、旋回にも飽きて
大通りの待機に入るため、乗り場にひゅんと突っ込むと
バっシャリーンとけっこーハデ音が鳴り響いた。
あら、なに、なんか踏んづけたみたい・・
それでもあんまし気にせずクルマを停車させてると
窓をコンコンたたくなにやらケンアクっぽい茶パツの若者・・
とりあえず後部の窓を降ろし、はい？・・というと
あたったろーが。とのお答え。へ？・・というと
あたったろーがていいよろーが。とのお答え。
どーやらなんかあたったらしい。よく理解できんまま
とりあえずお乗りください。とドアを開けると
サンダル履きの足を見せつけるよーに乗りこみつつ
ここあたったやないか。と繰り返されるんで
はあ、すみませんでした。いちおー謝罪してみる。
どげんするとやて。とスゴんでこられたので
病院いきますか。心配しているふりだけしてみる。
いかんでよか。とのたまわれる。まあどーもなっとらんしね。
その後のやり取りで、踏んづけたガラス瓶の破片が飛んで
足にあたったやないか。といいたいらしい。と判明。
ウザったいので無線を入れ、こーなっとります。と伝えると
あーそしたらねケーサツ呼んでね処理せなね。と優しいお言葉。
ってことで、ケーサツ呼んでいいですか。と問うと
・・・。なんか元気なくなってきた。さらに
呼んでいいですか。と問いつめてみると
呼んだらどうなるんですか。（なぜか敬語w）
というので、いやーわからんですけど呼んでいいですか。
さらに畳みかけると、いやもうよか。とのこと。
気つけないかんよ。と捨てゼリフを残し降りようとするんで
こいでビールでも飲んで。と2000円を渡してあげた。
そのほうが後クサれなかろと思うたんだが・・
そんでもって、和解に終わったことを無線で伝えると
あとでねまたねいうてくるかもしれんけんねケーサツ届けて。
と優しいお言葉。げ、そっちのほうがウザったいやん。
しぶしぶ交番へ行き届けると現場検証を含め1時間ほどロス。
そして、運転手さんそげん時はすぐ110番せな。と説教までされた。
帰庫したら事の次第を聞かれたので報告すると
いたらんこと金やらんでよか。とまたも優しいお言葉。
そして恒例の顛末書を書かされ、営業が出てくる6時まで待たされ
今日も今日とて社を出たのが7時半。まったく呪われてる。
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・・そんなこんなで、日々楽しくやっていたらば
神は見てくれていたらしく、昨日はひさびさのロングヒット
・・いや、そんなもんで喜んでる場合か。喜びのポイントが
だんだんタクシー運転手になってる・・ふつーの人間に戻りたい・・
